フォトウエディング事業者になる前に知っておくべき基礎知識と市場規模

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フォトウエディングをする上で知っておきたいこと

  • 参加前に知っておくべき基礎知識と市場規模
  • 婚礼写真に関する法律問題の注意点
  • 著作権で押えるべきポイント
  • 前撮りで法律に注意すべきシチュエーション

 

フォトウエディング事業を始めてみたいけど「そもそも知識不足でよくわからない」「フォトウエディング事業の今後の需要を知りたい」という人が多くいるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、フォトウエディングの基礎知識やメリット、市場規模などについて紹介していきます。

事業に参入したい人向けのセミナーも紹介しているので、気になる人は最後までご覧ください。

 

1 フォトウエディングの基礎知識         

(出典:https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/wedding/for-wedding-sub/prepare/media/prephoto02/

結婚式の代わりとして、最近話題のフォトウエディング。

これまで、ブライダル・ウエディングの前撮り・後撮りとしても利用されてきたフォトウエディング業界が、新型コロナウィルスの影響で、にわかに注目を浴びています。

コストが抑えられたり、結婚式のような準備も不要だったりと、人気が高まりつつある新しいウエディングスタイルです。

メリットの多いフォトウエディングですが、海外では一般的なフォトウエディング業界についてはあまり知られていないのも実情です。

そこで今回は、フォトウエディング事業を検討している方向けに、フォトウエディングの基礎知識からメリット・市場規模などについて紹介していきます。

 

(1)フォトウエディングとは

 

フォトウエディングとは、「写真だけの結婚式」とも呼ばれる、新しいウエディングスタイル。

結婚式や披露宴は行わない代わりに、結婚記念の写真撮影そのものを、ウエディング・セレモニーと考えます。

結婚式とは別の日に記念写真を撮るところは、「前撮り」や「後撮り」と同じですが、それぞれ目的や意味・メリットが異なります。

結婚式を挙げることが前提の「前撮り」や「後撮り」に対し、「フォトウエディング」は挙式の予定とは関係なくすすめられ、シチュエーションや衣装などは本物の結婚式のようなムードを醸し出してくれます。ふたりの一生の思い出にふさわしい、感動の写真が残せます。

さまざまな理由からフォトウエディングを選ぶカップルが増え、立会のもとで行われたり、親族との会食がセットのコース等もあります。

また、コストパフォーマンスにも優れた、新しいウエディングスタイルとして大変喜ばれています。

(2)フォトウエディングを行うメリット

①憧れの花嫁衣装の写真を残せる

ウエディングドレスに白無垢、色打掛etc.新郎・新婦の憧れの衣装を選ぶことができます。

衣裳から着付けやヘアメイク、撮影まですべてそろったお得なプランや、オプションで追加したり持込もできるのが魅力です。

 

②自分たちの都合のよい日時に合わせて撮ることができる

結婚式ではゲストの集まりやすい日や、縁起の良い日などを考慮して、挙式日を選ばなければなりません。

その点フォトウエディングは、ふたりの都合を最優先して、自由に撮影日を選ぶことができます。

 

③コストパフォーマンスに優れている

結婚式と比べて、約1/10程度にコストを抑えられます。

クオリティは高い一方で、かなりの節約ができるのは大きな魅力です。

 

④自由度が高い

時間的・精神的なゆとりはもちろんのこと、お好みの場所やふたりの想い出の場所など、ロケーション撮影も思いのまま。

スタジオプランは、天候に左右されず快適に撮影がすすみます。ドラマチックなウェディングの演出も好評です。

 

⑤プロのカメラマンが撮影

結婚写真の経験豊富なカメラマンによる撮影、ヘアセットやメイクもプロが担当しますから、クオリティの高さに定評があります。理想のシチュエーションで、おふたりの個性やオリジナリティが輝く想い出の写真をゲットできます。

 

2 フォトウエディングの市場規模  

2020年4月~2021年3月に結婚した方のうち、フォトウエディングを実施または実施予定の割合は、72.0%となっています。

(出典:フォトウエディング動向調査2021 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000261.000019494.html

(1)コロナ禍でフォトウエディングが流行している      

新型コロナウイルスの影響を受け、フォトウエディングを検討した方の割合は、22.3%となっており、年々増加傾向にあります。

       

フォトウエディングの需要は今後も伸びる傾向と言われています。

フォトウエディングの情報収集の割合は、ポータルサイトや公式サイト・SNSなどインターネットが65.9%となっており、デジタルネイティブなZ世代の結婚準備にともない、今後も需要が高まる見込みとのことです。

 

3 フォトウエディングの費用    

全体のフォトウエディングの平均費用は、約21万円となっています。

また、挙式・披露宴未実施層では、約24万円となっており高額な傾向にあります。

(出典:https://www.niwaka.com/ksm/radio/wedding/ready/theme/06/) 

 

(1)フォトウエディングの費用相場  

フォトウエディングにはスタジオ撮影とロケーション撮影があり、ロケーション撮影のほうが交通費や撮影許可申請なども必要になってくるので、スタジオ撮影に比べると割高になります。

スタジオ撮影の相場は、3万~10万円前後、ロケーション撮影の相場は、おおよそ10万~25万円前後となっています。

 

料金体系は、撮影場所や「衣裳の種類」によって分かれていることがほとんどです。

スタジオやプランによっては、基本料金に、ある程度のアイテムがセットになっていることがあります。

ロケーション撮影には、海外やふたりの思い出の場所に行けたり夕暮れどきに撮ったりと、場所や時間帯を選べるメリットがあります。

 

スタジオやプラン、基本料金やオプション料金の内容をチェックして、予算を立てましょう。

以下に、一般的な費用をまとめました。 

<基本プラン>

洋装プラン(スタジオ撮影)      …約3~8万円
洋装プラン(ロケーション撮影)    …約10~15万円

  
和装プラン(スタジオ撮影)      …約4~10万円
和装プラン (ロケーション撮影)   …約15万円

洋装+和装プラン(スタジオ撮影)   …約6~10万円
洋装+和装プラン(ロケーション撮影) …約25万円

<オプション>

アルバム作成     …約5~10万円

カット数の追加    …約1~3万円(1カットあたり)

写真の全データ    …約3~5万円

写真の焼き増し    …約5,000円(1枚あたり)

写真の台紙      …約3,000円

衣裳のアップグレード …約1万円~

衣裳や小物の持ち込み …無料~約5万円

土日祝日の撮影    …約1~2万円

(2)フォトウエディングの費用を抑えるコツ

コストを抑えるポイントを7つご紹介します。

こだわりたいところ、コストを抑えてもよいところのメリハリをつけて、満足できるフォトウエディングを叶えましょう。

 

①平日に撮影する

土日祝日は割高であったり、追加料金がかかることも。反対に平日は割引があるスタジオが多いです。

 

②洋装にする

和装の着物より洋装のドレスのほうが、基本的にリーズナブルです。

 

③ 着数を少なくする(市場動向調査によると、新婦用衣装は平均2着)

衣裳のグレードにもよりますが、一着のみであれば、基本のプランに含まれていることがほとんどです。

 

④割引プランやキャンペーンを利用したり、割引特典のあるサイトから予約する

「結婚スタイルマガジン」は、掲載中の全スタジオに最大3万円分の割引特典が付いているので、是非チェックしてみてください。

 

⑤スタジオ撮影にする

スタジオ撮影は基本的にロケーション撮影より安いです。

また、ロケーション撮影だと雨が降ったときに撮影できず、キャンセル料が発生する場合もあります。

 

⑥アクセサリーや小物等を持ち込む

自前のものを持ち込めば、節約になります。

ただし、持ち込み料が高い場合は、逆に出費がかさんでしまうこともあるのでご注意ください。

 

⑦アルバムを購入しない

写真データのみ受け取り、低コストのフォトショップで、オリジナルアルバムを注文するのも良いかもしれません。

                  

4 フォトウエディング事業者を始める前に           

ブライダル経営に役に立つ情報を発信している船井総合研究(https://bridal.funaisoken.co.jp/column/2021trend/))によると、新型コロナウィルスの影響は、ブライダル業界の市場動向に以下の3つのプラス面をもたらしました。

・ブライダル業界自体のDX(デジタルトランスフォーメーション)が進展

フォトウエディング市場が活発化

・消費者の購買行動の変化

 

(1)フォトウエディング事業に参入するなら今がチャンス

上記の動向予測に基けば、2021年はフォトウエディング事業が市場を大きく拡大する時期と考えられます。フォトウエディング事業への参入をご検討の方は、まずは事業運営上での法律面をしっかりと押さえることをおすすめします。

リフト法律事務所は、『頼れる社外法務部』として、ブライダル・ウエディング業界のリーガルサポートを提供しています。

契約書・規約のチェックなどはもちろんのこと、新規事業におけるスキームが法的に問題ないか、またどのようなリスクが考えられるかを弁護士の観点から判断し、経営やビジネスの視点からも対策します。また、IT・DX化対応も積極的に行っておりますので、幅広くサポートすることができます。

さまざまな業界での経験や広い視野をもとに、ブライダル・ウエディング業界の各事業者様に寄り添った適切なサポートを行って参ります。

『依頼』ではなく、まずは『相談』から始めてみませんか。

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弁護士 川村勝之

大学院時代には労働法を専門的に学び、弁護士となる。2015年にリフト法律事務所を立ち上げる。法律に関する知識に加え、IT関連の知識やコーチングの知識にも造詣が深く、多数の企業の顧問弁護士を務める。

 

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